京都大学発のベンチャー企業で、スポーツカータイプの電気自動車(EV)を手掛けるGLMは1月17日、コネクテッド・カーの開発でドイツの自動車向けソフトウェア会社であるATS Advanced Telematic Systemsとの協業を検討すると発表した。

ATS Advanced Telematic Systems(ATS)は世界中の自動車メーカーやサプライヤーによる共同プロジェクトで、コネクティッド・カー向けソフトウエアのオープンソースを開発する取り組み「AGL(Automotive Grade Linux)」を主導しており、高い技術力を有する。GLMは、ATSの無線通信(Over The Air:OTA)技術を、2019年の量産開始を目指しているEVスーパーカー「GLM G4」に搭載する方向で検討しているという。

パリモーターショー2016で披露された「GLM G4」のコンセプト車両

なお、GLMはATSとの取り組みの第1弾として同社のOTAおよびOTAアップデートソリューションのデモ機を同社のスポーツEV「トミーカイラZZ」に搭載し、1月18日~20日に東京ビッグサイトで開催される「第5回コネクテッド・カーEXPO」のATS社ブースで展示する予定だ。