パルコは1月12日、東京都立産業技術研究センター(以下 都産技研)が実施する「平成28年度 公募型共同研究開発事業」に採択され、08ワークス及び日本ユニシスとの共同体により、ショッピングセンターでの案内に特化したロボットの開発・実証を行うと発表した。

2017年秋にPARCO(都内店舗を選定中)に設置し、サービスを開始する予定。

都産技研による試作ロボットLibra(リブラ)

案内ロボットは、テナント情報(どこに何のショップがあるか)や各種施設情報(トイレやエレベーターの場所、営業時間情報など)を対話形式でマルチリンガルに提供するほか、自律走行機能を使い、指定のテナント・施設への移動案内を行う。

さらに顧客だけでなく従業員向けにも利用し、RFIDと自律走行型ロボットを活用した商品棚卸の自動化により、ショップでの棚卸業務のサポートを行うという。

開発するロボットは、都産技研が開発した試作ロボットLibra(リブラ)をベースに、新たなロボットの開発を行う。現状のLibraのハードウェアは高さ1,015mm、幅610mm、奥行き680mm、重量35kgで最高速度は6km/hだという。