レッドハットは、日本マイクロソフトと日本国内において、Microsoft Azureを基盤としたオープンソースソフトウェアの導入・展開を促進する新統合パートナープログラム「Red Hat on Azure Partner Network」を2017年1月より開始すると発表した。

「Red Hat on Azure Partner Network」は、企業のクラウド利用にあたってのシステム支援サービスや、またエンタープライズスケールでオープンソースソフトウェアを活用したクラウドソリューションの構築を支援可能なパートナーエコシステムで、1年間限定のプログラム。

このパートナープログラムを通じて両社はRed Hat on Azure(レッドハットのオープンソースソフトウェア製品のMicrosoft Azure上での活用)パートナーを認定し、システムサポート体制含めたパートナーエコシステムを構築することで、日本のオープンソースソフトウェアを利用する企業のクラウド導入を促進するとしている。

「Red Hat on Azure Partner Network」では、MasterパートナーとEntryパートナーを認定し、両社からパートナー企業のレベルに合わせ、 Red Hat on Azureを顧客に提案可能にする支援プログラムを提供。また、Red Hat on Azureソリューションにおける共通の営業スペシャリスト、共通の技術者の育成もこの活動の中で行っていくという。

具体的には、Red HatソフトウェアやMicrosoft Azureにおけるサブスクリプションの特別価格の提供、Red Hat on Azureソリューションにおける統合技術サポートの提供、トレーニングの開催、セミナー/イベントといった営業活動機会の提供、各種マーケティング支援を各パートナー企業に対して提供していく。

さらにレッドハットでは、Masterパートナー企業へ専任の営業担当者を提供し、各パートナー企業のRed Hat on Azure案件をサポートを行うという。

一方日本マイクロソフトは、Azure Mentor Programを活用し、電話営業担当者がプログラム提供期間において認定を希望するパートナー企業からの問い合わせに対応するほか、これまでのマイクロソフトパートナーネットワークにおける約1万社以上のパートナー企業との関係構築の経験を活かし、特にパッケージアプリケーションを提供するISVパートナー企業とのマッチングを積極的に行う。