Microsoftはオープンソースのコードエディターである「Visual Studio Code」のバージョン1.8をリリースした。Visual Studio Codeは同社の開発統合環境であるVisual Studioからコード機能をブランチし、2015年11月からMIT License下で公開している。Windows、macOS、およびLinux上で動作し、C++やC#、Pythonなど各種開発言語のコーディング向けテキストエディターとして、毎月定期的なバージョンを繰り返してきた。

2016年11月の主な更新内容は、素早く終了して次回起動時にワークスペースや編集中のファイルを復元できる「Hot Exit」や、コード編集のUXを改善するためにステータスバーなどを非表示でフルスクリーン表示に切り替える「Zen Mode」、アクティブバーのカスタマイズを可能にするなど多くの改善が含まれている。すべての更新内容はこちらのアップデートページで確認可能。

セッション持続中は保存せずに復元される「Hot Exit」

フルスクリーン表示になる「Zen Mode」。[ESC]キーを2回押せばウィンドウ表示に戻る

フルスクリーン表示になる「Zen Mode」。[ESC]キーを2回押せばウィンドウ表示に戻る

MicrosoftはVisual Studio Codeをマルチプラットフォーム展開することで、開発者が好みの環境で好きな言語を利用し、必要なソフトウェアを開発できる「Any Developer, Any App, Any Platform」というキーワードを掲げている。

阿久津良和(Cactus)