トヨタファイナンスとGMOペイメントゲートウェイは5日、国税のクレジットカード納付決済処理サービスの提供及び「国税クレジットカードお支払サイト」を開設することを発表した。

国税庁は、2017年1月4日(8時30分予定)より「インターネットを利用した国税のクレジットカード納付」を開始する。GMOペイメントゲートウェイは、国税庁より納付受託者の指定を受けているトヨタファイナンスと提携し「国税クレジットカードお支払サイト」の制作と運営を行う。

クレジットカードで納付できるのは、申告所得税、相続税、法人税、消費税など30税目、「国税クレジットカードお支払サイト」へアクセスし、納付を行う国税の情報を入力、利用するクレジットカード情報を入力するだけ。手続き完了後、カードの決済が行われる。

クレジットカード納付の概要(トヨタファイナンス資料より)

GMOペイメントゲートウェイの公金・公共料金支払いにおける主なサービス提供実績(同社資料より)

GMOペイメントゲートウェイは、公共機関向けに特化した決済システムを開発、東京都や大阪府などの自治体にサービスを提供しており、今回の国税クレジットカード納付においては、新たに専用の決済システムと納付サイトを構築する。同社では今後、クレジットカードで支払いが可能な公金・公共料金が、さらに増えていくと予想、さらに各自治体のニーズに合わせたサービスを強化していく。

トヨタファイナンス公式Webサイト

トヨタファイナンスは、これまでも自動車税や固定資産税など地方税のクレジットカード決済の導入サービスを提供してきた実績があり、今回、国税庁より納付受託者の指定を受け、GMOペイメントゲートウェイと提携した国税分野でのWeb上でのクレジット決済システム運営と至っている。

同社は今後も日常生活に密着したさまざまなシーンやクルマ廻りでのクレジットカードの利用機会の拡大、安心・安全で便利なキャッシュレス社会の実現を目指したいとしている。