トヨタ自動車は12月5日、今冬に発売する新型プリウスPHVにおいて、車両のEVモード走行距離や自宅での充電量によって特典を受けることができる新サービス「PHVつながるでんきサービス」を東北電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力、関西電力、四国電力の5社とそれぞれ共同で実施すると発表した。

新サービスは、新型プリウスPHVの購入者に、より長い距離をEVモードで乗ってもらうことで、クルマが環境に与える負荷を低減したいという狙いの下、企画されたという。

また、同社のコネクティッド戦略の柱である、モビリティサービスプラットフォームを活用した、異業種企業との連携の1つでもあるとしている。

同サービスでは、プリウスPHVに装着される車載通信機(DCM:データ・コミュニケーション・モジュール)を通じて得ることができる、EVモード走行距離や自宅充電量などの情報を、トヨタから利用者がサービスの申し込みをしている電力会社に提供する。

その内容は、利用者がWebサイトを通じて確認できるほか、内容に応じて電力会社からポイントを付与する。ポイントは、電力料金の支払いや商品との交換に利用可能。

「PHVつながるでんきサービス」の仕組み