Microsoftは11月29日(現地時間)、以前から無償提供していた「Microsoft Word Viewer(以下、Word Viewer)」を1年後の2017年11月に廃止することを公式ブログで発表した。同月を過ぎた時点でダウンロードおよびセキュリティ更新プログラムの提供は終了する。同社は代替案として、Windowsストアから「Word Mobile」や、iOS版およびAndroid版「Word」(いずれも無償版)のダウンロード、そしてOffice 365の1カ月無償試用を試すことを薦めている。

Windows 10上で動作する「Word Viewer」。MicrosoftはOneDrive経由で使用できる「Word Online」も推奨している

Word ViewerはWordがインストールされていないPCでWord文書ファイルの表示・印刷・内容のコピーが行える無償アプリケーション。ただし、Word 2016/2013/2010/2007で作成した文書ファイル用Word Viewerは以前から提供しておらず、各バージョンを未インストールのPCでも表示および印刷を可能にする「Word/Excel/PowerPoint用Microsoft Office互換機能パック」の使用を推奨していた。なお、Word 2010の延長サポートフェーズは2020年10月13日で終了する。

阿久津良和(Cactus)