リクルートライフスタイルは11月21日より、精子セルフチェックシステム「Seem」で使用するアイテムをまとめた「Seemキット」を、Amazon.co.jpとビックカメラの27店舗にて順次販売すると発表した。価格は税別6,980円。

Seemは、同名のiPhoneアプリとスマートフォンを使って、自宅で手軽に精子の状態をセルフチェックできるサービスだ。2016年4月に発表された後、東京都内・近郊の一部でテスト販売されていた。Seemアプリは無料。Seemキットにはスマートフォン顕微鏡レンズ、精液採取用カップと採取棒、測定チケット (いずれも測定1回分) が含まれる。

Seemキット

Seemの利用にあたって、個人情報の登録は一切不要。不妊治療において、男性が医療機関で精液検査を受けるには、心理的抵抗や時間的制約など様々な障害が存在するとされているが、今回のSeemの一般販売開始によって、男性の妊活・不妊治療に対する意識や行動が変化することが期待される。

Seemによる測定方法は次の通り。まず、射精一回分の精液をすべて、採取用カップに入れ、液化するまで15分ほど待つ。その後、採取棒を使いスマートフォン顕微鏡レンズの上に精液を1滴のせる。レンズをiPhoneにセットし専用アプリで動画を撮影すると自動解析され精子の濃度と運動率が表示される。

Seemの検査手順イメージ

専用アプリによる測定結果イメージ