エー・アンド・デイは、血圧脈波検査装置「ヘルスクロノス TM-2772」を11月21日に発売する。

動脈硬化が起因と言われる動脈径の拡大は、超音波装置など画像による計測で判断する方法が一般的だが、同装置では、血圧測定用のカフを上腕に装着することで、上腕動脈の内腔径の推定値(eA:estimated area)を測定することができる。また、動脈の硬さ(スティッフネス)の指標として、上腕動脈の容積弾性率(VE:Volume elastic modulus)の計測が可能。さらに、下肢の血圧測定を行うカフを装着することで、四肢血圧から下肢血管の血流障害の程度がわかる足関節上腕血圧比(ABI:Ankle Brachial Pressure Index)を計測することができる。

約20万件のデータベース保存機能を搭載しているほか、オプションのカラープリンタ装着時には5種類のレポートを出力できる。また、オプションで個人認証専用バーコードやカードリーダにも対応。生活習慣病の診断サポートや、動脈硬化・血管機能検査のスクリーニングとして病院検査室などでの利用が想定されている。価格は270万円(税抜)。

血圧脈波検査装置「ヘルスクロノス TM-2772」

装着イメージ