16日(現地時間)、Microsoftは同日から18日の3日間、米ニューヨークで開催中の開発者向けイベント「Connect(); 2016」で、次期バージョンとなる統合開発環境「Visual Studio 2017」がRC(出荷候補版)を迎えたことを発表した。Visual Studioエンジニアリングチームの公式ブログによれば、多くの生産的な機能とパフォーマンスの向上に加え、モバイルやクラウドの開発経験を向上させている。Visual Studio Community/Professional/Enterprise 2017 RCは公式ページからダウンロード可能。

「Visual Studio Community 2017 RC」のインストーラー。プレビュー版で説明してきたように、ワークロードに合わせたコンポーネント選択が可能

Visual Studio 2017 RCはIntelliSenseのフィルターリング機能を強化し、長くなってしまいがちなリストから適切なAPI名などを呼び出せるようにしている。また、配色やグループ化を見直してコード全体の視認性を高めた。この他にも、エディター上でコードとフラグの問題を分析するライブコード分析機能や、デバッグ時は自動的に緑色のグリフを追加することで、一時的なブレイクポイントの設定が不要になっている。より詳しい情報は、リリースノートをご覧頂きたい。

「Visual Studio Community 2017 RC」を起動した状態。従来と同じく各情報が提示される

阿久津良和(Cactus)