SCSKは11月15日、同社がシステム開発・運用・保守を通じて培ってきたという金融関連ノウハウとFinTechなど多様な先進技術を組み合わせて開発した、One to Oneコミュニケーションを実現するという地域金融機関向けスマートフォン用アプリ「MINEFOCUS(マインフォーカス)」を提供開始した。3年間で20行への提供を目指す。

広島銀行「ひろぎんアプリ」の画面イメージ

新製品は、Automagiが提供する人工知能(AI)ソリューションである「AMY(エイミー)」の対話機能APIと連携し、AIを利用した、より自然な対話形式でのFAQを実現。今後さらに、対話範囲の拡充を目指すと共に、利用客とのコミュニケーション・ツールとして利用していくとしている。

ポータル機能としては、地域金融機関の新たなチャネルとして、口座開設や周辺店舗ATM照会などの機能を提供する。

アプリと実行環境の提供に関しては、地域金融機関が利用中のクラウド基盤や各種APIといったスマートフォン用アプリの実行環境と連携することで、スピーディーな導入を実現するとしている。

ホワイトラベルでの提供により、各地域金融機関のブランドで顧客に提供可能という。

基本メニューとして、1つのアプリで記事配信/ツィート/チャット/クーポン配信といったタイムライン機能、自動応答FAQ/事前ヒアリング/各種通知といったアシスタント機能、家計簿/アグリゲーション/各種試算などの家計簿機能、リンク&店舗検索/口座開設/残高・入出金明細/相談予約といったポータル機能、ログイン/SNS連携/各種設定などのマイページ機能を提供するとのこと(一部、実現予定を含む)。

なお、提供開始に先立って広島銀行と各機能の実用化に向けて相互協力を行なっており、同行のポータル・アプリである「ひろぎんアプリ」で同製品を導入したという。