サイバーソリューションズは11月15日、統合型メールサーバシステム「CyberMail (サイバーメール)」に、新たに「Cloud Live Protection機能」を追加したと発表した。

CyberMailは、大規模で高負荷な環境でも安定した稼働が可能なWEBメール機能搭載の統合型メールサーバシステム。国内大手企業を中心に1万5000社の導入実績がある。

今回追加するCloud Live Protection機能は、法人向けセキュリティ・ソリューションを提供するソフォスと連携し、アンチウイルス機能強化として提供する。ソフォスが持つウイルスのデータベースを利用し、リアルタイムで悪意の有無を確認することで、メールによるマルウェアの感染を阻止できる。

主な特長として、ローカル保存されている脅威定義ファイル(IDE)だけでは、エンドポイントで検出された不正な疑いのあるファイルは悪質か否かが判断できない場合、特定のファイルデータ(チェックサムやその他の属性など)をソフォスへ送信し、さらに詳細な解析を行う。

また「クラウド型チェック」という機能により、ソフォスの脅威解析センター「SophosLabs」が作成するマルウェアのデータベースにリアルタイムで問い合わせる。ファイルが未感染または悪質であると判断された場合、結果がローカルコンピュータに返信され、ファイルのステータスが自動的に更新される。

Cloud Live Protection機能の提供時期は、クラウド型メールサービス「CYBERMAILΣ」が2016年11月末頃より、「CyberMail V7 アンチウイルスオプション」(Cloud Live Protection機能付き)が2016年12月1日出荷分より実装予定。