フリービットは8日、法人向け高セキュリティモバイルデータ通信サービス「フリービットクラウド セキュリティ SIM」の提供を開始した。

同サービスでは、SIMを使用したモバイル通信に対して、セキュリティフィルタリング機能を提供。フォーティネットジャパンのUTM機器「FortiGate」を採用し、ウイルス対策に加え、脅威Webサイトの閲覧制御や、標的型攻撃による情報漏洩対策を実現する統合脅威フィルタリングによって、企業のセキュリティリスクを通信経路上で未然にブロックする。この高セキュリティSIMをモバイルWi-Fiルータとセットで使用することで、法人向けの「高セキュリティモバイルWi-Fi」として利用可能になる。

また、同社が提供するクラウドVPNゲートウェイを利用することで、自社ネットワークへのアクセスが可能になる。従来の「インターネット回線+VPNルータ」による拠点間接続や、クライアントインストール型SSL-VPNではなく、SIMを利用して通信するだけで自社ネットワークへのアクセスを可能にした同サービスは、通常のSIM月額費用に200円をプラスするだけで利用できる。

フリービットクラウドへの閉域アクセスに対応しており、インターネットを経由せずに、NTTドコモが提供するモバイルネットワークからフリービットクラウドVDCへ直接アクセスできる。そのため、SIMごとにクラウドへのアクセス可否の制御や、アクセス可能なクラウド上のサーバ制限が実現でき、「高セキュリティIoTプラットフォーム」として利用できる。