European Commission

欧州委員会(EC; European Commission)は11月3日(協定世界時)、「Euro area unemployment at 10.0%|newsrelease euroindicators|eurostat (PDF)」において、2016年9月におけるユーロ圏の失業率が10%だったと報告した。先月は10.6%だったと説明しており、若干の回復を見せている。同月における欧州連合の失業率は8.5%だったとしており、こちらも回復傾向にあると指摘している。

同月において最も失業率が少なかったのはチェコ共和国の4.0%。これにドイツの4.1%が続いている。逆に失業率が高かったのはギリシャの23.2%。これにスペインの19.3%が続いている。特にギリシャとスペインは欧州連合の他の国と比較しても高い失業率を示している。

同期における25歳未満の失業者は412万5千人、うちユーロ圏における失業者は287万5千人ほどとされており、失業率平均と比較して高い割合を示している。欧州連合およびユーロ圏の平均として失業率は減少する傾向を見せているが、若者が就職しにくい状況が続いていることがわかる。