NECは10月31日、社会ソリューション事業を支えるものづくり力の強化に向け、国内のハードウェア開発・生産子会社を2017年4月1日付で再編・統合することを決定したと発表した。

具体的には、NECプラットフォームズ(ITシステム機器などの開発・生産)を統合会社として、NECネットワークプロダクツ(通信機器などの開発・生産)、山梨日本電気(光通信用デバイスなどの生産)、NECエンジニアリング(各種機器の開発を含むシステムソリューションの提供)、日本電気通信システムの装置開発部門(通信機器の開発)の部門を再編・統合し、IT・ネットワーク製品の開発・生産を一元的に担うNECグループ横断のハードウェア開発・生産会社を発足する。統合後、NEC プラットフォームズの従業員数は約8400名になる。

NECは2011年4月、主にネットワーク関連のハードウェア開発・生産子会社3社を統合して「NECネットワークプロダクツ」を発足、2014年7月に主にIT関連のハードウェア開発・生産子会社4社を統合して「NECプラットフォームズ」を発足するなど、国内の開発・生産体制の強化を段階的に進めてきた。今回の再編・統合もこうした取り組みの一環となる。