Z会は10月26日、e-Learning Initiative Japan主催の「eラーニングアワード2016フォーラム」において、21世紀の社会を生き抜くために必要な力を育てる学習サービス「Z会Asteria(アステリア)」を、2017年3月より提供することを明らかにした。

同サービスは、中学生以上推奨の1人ひとりの能力を高め、他者との協働する能力を高めることを目指したもので、「英語4技能講座」、「数学新系統講座」、「総合探究講座」の3つの講座が現在予定されている。英語4技能講座は、聞く、読む、書く、話すの4技能を同時に鍛えることが可能な講座で、いずれも実際に使うことを重視しており、Speakingでは、外国人講師によるオンラインレッスンの提供も行われる。

数学新系統講座は、数学本来の体系である、代数、幾何、解析の3つの柱に、実社会と密接に関わる統計という4つ目の柱を加えたもの。学習指導要領にこだわらず、正解を出して終わりではなく、1つの内容を別の角度から考えることで数理感覚を身につけ、世の中の事象を正確にとらえる力を養うものとなっている。

そして総合探究講座は、コミュニケーションや問題解決の方法を学ぶ「個人学習」、最先端のテーマに触れ、進路選択にも役立つ「探究学習」、オンラインでディスカッションを行う「協働学習」の3本柱で、これからの社会で活躍するための力を育てるものになるという。

なお同社では、同サービス以外にも2016年冬よりプログラミング学習の強化を行うほか、2017年1月にはスマホアプリ「Zestia」をリリースして、より効果的に学習できるようにしていく計画だとしている。

「Z会Asteria(アステリア)」の概要