川崎重工グループのカワサキモータースジャパンは25日、同社が進める国内販売網再編の取組みの一環として、12月8日にカワサキ専門店のリニューアル1号店を大阪市鶴見区にオープンすると発表した。

リニューアル後の「プラザ大阪鶴見(仮称)」のイメージ図

国内販売網再編は、2020年度から国内販売モデルのすべてを取り扱うカワサキ専門店と、排気量400ccまでの同社製品を取り扱うカワサキ正規取扱店という2系統の国内販売網を構築する取組み。他社と一線を画す生涯顧客の獲得拡大をめざすブランド戦略を推進しており、今回は大阪市鶴見区にある直営の専門店「プラザ大阪」を新しいVI(ビジュアル・アイデンティティ)の下で改装し、「プラザ大阪鶴見(仮称)」としてリニューアルオープンする。

新店舗では、製品のみならず、高級感のある内装やアパレルなどライフスタイルをセットにした展示、専用BGM、オリジナルブレンドコーヒーによる"おもてなし"などを提供。今後、カワサキ専門店ではこれまでのモーターサイクル販売店の枠を越えたライフスタイルを提案していく。

また、カワサキ専門店は直営以外の販売店も加え、現状の6店舗から120店舗程度に拡大する予定。各専門店では、二輪車の点検整備や車検を行える指定整備工場の認証取得を進めていく。この認証取得にあたって即戦力の整備士を確保するため、日本モータースポーツ専門学校大阪校と提携し、カワサキ専門の整備士の育成に努めていくとのこと。