fossBytesに10月25日(米国時間)に掲載された記事「What Does The IP Address 0.0.0.0 Really Mean? What Are Its Different Uses?」が、IPv4アドレス「0.0.0.0」がどういった用途で使われているのかを伝えた。IPv4アドレス「0.0.0.0」は文脈によって用途が異なっており、それぞれのシーンでそれぞれの使い方をされていると説明がある。
IPv4アドレス「0.0.0.0/32」は「RFC 5735: 3. Global and Other Specialized Address Blocks」では対象ネットワークにおける本ホストのソースアドレスを意味すると説明されている。このアドレスは時にワイルドカードアドレスと呼ばれたり、または未指定アドレスと呼ばれたりすることもある。
そのほか、記事で紹介されているIPv4アドレス「0.0.0.0」の意味する対象は次のとおり。
- IPアドレスを保有していないことを示す
- マシンがTCP/IPネットワークに接続されていないことを示す
- デフォルトルート
- システムにおけるすべてのインタフェースのすべてのIPアドレス
- 意味または不適切なターゲットを定義するために使われるルーティングの対象にならないメタアドレス
- ローカルマシンにおけるすべてのIPv4アドレス
IPv4アドレス「0.0.0.0/32」は、サーバ・ソフトウェアやツールによって異なる意味で使われており、それぞれの文脈に合わせてその意味を読む必要がある。