NTTドコモは25日、同社の非接触決済サービス「iD」および、クレジットカードサービス「dカード」が、Apple Payに対応したことを発表した。同日からサポート開始する。

Appleの「Apple Pay」ページ

今回の対応は、iPhone 7 / iPhone 7 Plus / Apple Watch 2シリーズにおいて、NTTドコモが提供する非接触決済サービス「iD」のネットワークを通じ、クレジットカードやプリペイドカードの決済をApple Payで行えるようにようにするもの。クレジットカードサービス「dカード」もApple Payに対応した。Apple Payを使用するには、本日から行われているiOSのアップデートを適用する必要がある。

Apple Payの設定は「dカード」アプリから実行可能。全国の「iD」加盟店での支払いにApple Payを利用できるようになり、Apple Payを利用する場合でも「dカード」提携店における割引などの特典は適用される。

また、「dカード」をMasterCardで利用している場合は、アプリ / オンラインショッピングの支払いにもApple Payを利用可能。Touch IDに指を触れるだけで支払いが完了する。Suicaのチャージや電車の乗車券の購入にもMasterCardブランドの「dカード」を使用できる。

アプリ / オンラインショッピングでのApple Payの利用は、iPhone 6以降のiPhone / iPad Pro / iPad Air 2 / iPad mini 3以降の機種でも対応する。2012年以降のmac OSシリーズがインストールされたMacでも、Safariでの支払いにApple Payが利用できる。その際は、iPhone 6以降とApple Watchで支払いを承認する必要がある。

セキュリティについては、Apple PayをiPhoneなどの端末に設定した場合、クレジットカード番号がそのままデバイスやAppleのサーバに保管されることはなく、各デバイス固有のアカウント番号が発行され、暗号化された状態でデバイス内のセキュアエレメントに保管される。

今回のApple Payのサービス開始を記念し、dカードでApple Payを合計1万円以上利用した人の中から抽選で、10,000「dポイント」を1,000名に進呈する総額1,000万円のキャンペーンも実施する。実施期間は2017年1月31日まで。