NECプラットフォームズは10月6日、SMBオフィス、中小規模の流通・サービス業や学校ICT向けに、無線不正侵入を検知・防御する Wireless Intrusion Prevention System(WIPS)機能付き無線LANアクセスポイント「NA1000シリーズ」の販売を開始すると発表した。

「NA1000W / NA1000A」

新製品は、米国国防総省や金融機関への導入実績があり、業界トップクラスのWIPS性能を持つ米Mojo Networksの特許技術を、国内メーカーとして初めて採用。高速かつ高精度のWIPS機能を実現し、無線不正侵入を検知・防御することで情報漏えいを防ぎ、安心して無線LANネットワークを使用できる。

例えば、不正デバイス検出機能、フィッシングサイトやウイルス感染の可能性がある不正サイトへのアクセス遮断、DoS攻撃など脅威・脆弱性攻撃の防御、WEPキーを盗むクラッキングの遮断、無線接続のエリア制限を行う。

また、管理コンソールの利用により、複数アクセスポイントの一括設定や不正検知を”見える化”する。具体的には、周辺のアクセスポイント分布、デバイス分布、チャネル分布などを見える化し、許可/不正/外部/未分類などに色分けして表示。また、イベントログのメール通知や、あらかじめ設定した地図上に不正デバイスやアクセスポイントの位置を視覚的に表示する。

管理コンソール

既に無線LANシステムを導入済みの環境にも、本製品をアドオンすることで、WIPS機能を用いた無線LANセキュリティ環境を構築することが可能だという。

システム構成

対応無線LAN規格は、5GHzがIEEE802.11ac/n/a、2.4GHzがIEEE802.11n/g/b。有線LANも1000BASE-T/100BASE-TX対応のRJ-45を1ポート備える。

同社は、本製品を今後3年間で約5万台の販売を計画している。