トヨタ自動車は10月4日、コミュニケーションロボット「KIROBO mini」を発表した。2017年に発売する予定。希望小売価格は税別39,800円となる見込みだ。長野県安曇野市のVAIO生産工場で生産する。

KIROBO mini

「CEATEC JAPAN 2016」で展示された

KIROBO miniは、座高10cmと手のひらに収まるサイズのコミュニケーションロボットで、人に寄り添い、心を通わせる存在を目指し開発された。本体に搭載したカメラで人の表情を認識し、感情を推定しながら、相手に合わせた動作や会話を行う。例えば、話しかけた人の方向に顔を向けたり、まばたきをしながら話す。

車や家の状況に合った会話を楽しむことも可能。トヨタ自動車が車両向けに提供する「つながるサービス」や、トヨタホームの家庭向けエネルギー管理サービス「TSC-HEMS」を通じて情報を取得し、「今日はいっぱい走ったね、お疲れ様」「おかえり。ぽかぽかお風呂が待ってるよ」といった会話が行える。

重量は183g。3時間充電すると、約2.5時間連続でコミュニケーションが可能。会話するには、KIROBO miniと専用アプリをインストールしたスマートフォンをBluetoothで連携させる必要がある。専用アプリの使用料は月額300円程度になる見込みだ。

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