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fossBytesに9月28日(米国時間)に掲載された記事「IEEE 802.3bz: New Ethernet Standard Brings 5 Times Faster Internet Over Existing Cables」が、既存のギガビットイーサネット(1000BASE-T)を5倍および2.5倍に高速化する新たな仕様「IEEE 802.3bz」が公開されたと伝えた。それぞれ「5GBASE-T」および「2.5GBASE-T」の名称で呼ばれる見通し。

「5GBASE-T」および「2.5GBASE-T」は既存のネットワークケーブルであるカテゴリ6およびカテゴリ5eで使用できる。世界中で広く普及している1000BASE-Tのネットワークを構築するためにすでにカテゴリ5eやカテゴリ6のネットワークが構築されており、こうした既存のネットワークを利用しながら2.5倍および5倍という高速化を実現できる点がこの技術の最大の特徴になると見られる。

高速通信としてはすでに10ギガビットイーサネットやさらにそれ以上の高速通信を実現するイーサネットの規格が制定されており、製品も存在している。しかし、エンタープライズやコンシューマでー広く普及している技術は1000BASE-Tにとどまっており、それ以上の高速通信は限定されたシーンでの利用になっている。

「5GBASE-T」および「2.5GBASE-T」は1000BASE-Tおよび10ギガビットイーサネットのかけ渡しをする技術になる可能性があり、徐々に1000BASE-Tから「5GBASE-T」および「2.5GBASE-T」への移行が進む可能性がある。今後「5GBASE-T」および「2.5GBASE-T」に対応した製品がどの程度市場で普及するのかが注目される。