NTTデータ スマートソーシングは、Microsoft SharePoint上で動作するワークフローパッケージ「OpenCube」をバージョンアップし、9月16日から提供を開始する。

ビジネスシーンにおいてOfficeが果たしてきた役割は大きい。複雑な計算式で構成される見積書や、入力すると自動的に複数タスクの締め切りを計算するガントチャートなど、部署ごとに独自に継承されてきた重要なExcelやWordファイル。Web上で検索をかければ、各種テンプレートも入手できる。公開されているテンプレートから学べることもある。

OpenCube専用アドイン。回覧者ごとに申請や承認などのボタン表示(同社資料より)

「OpenCube」は、企業内コラボレーションを強化するMicrosoft SharePoint上で動作し、使い慣れたExcelやWord文書をそのままワークフローのなかに取り込める。並行回覧/期限切れ、催促・後回し/年度更改/採番、分割管理や配布・集約などに加え、回覧履歴や管理者操作記録などのアクセス監視と機能も豊富。新バージョンでは、SharePoint Server 2016に対応し、Webブラウザ上でワークフロー定義を行えるWeb Workflow Editor機能が搭載されるほか、部署単位での管理や運用を考慮した管理サイトの強化が行われている。

部門内書類の回覧や内部統制強化に伴う複雑な業務プロセスの可視化など、内部統制の強化が図られる昨今、企業内ではOffice 365の導入とともにSharePointの役割が重要になっており、情報共有やファイル管理に伴うワークフローの需要も増加している、と同社では新バージョン開発の背景を述べている。「OpenCube」は、販売から20年以上、数万人単位の大手企業から中小規模のユーザーまで広く利用されてきた実績を持つ。