アニメ映画『ハーモニー』(15年)や洋画『ペット』(公開中)などに出演してきた声優・沢城みゆきが、漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)より新たに登場する死神・アーマの声を務めることが12日、発表された。

新登場の死神・アーマとその声を担当する沢城みゆき

アーマは、原作に登場した死神・シドウをベースにデザイン。原作の作画を担当した小畑健氏による監修の下、制作が行われた。VFXアドバイザーの土井淳氏は、前作映画から10年を経ていることもあって、リアリティを追求した存在感のある死神を目指したようで、佐藤信介監督からの「色気と美しさのある死神」という要望を踏まえ、シドウの要素をどうデザインに落とし込むか、試行錯誤を繰り返した。

マスカットが好物で、死神の友達を持たないどころか、むしろ人間にシンパシーを感じているアーマ。しぐさや話し方はエレガントで、人間でいうところの"女性"だ。そんな愛嬌(あいきょう)のあるアーマに息を吹き込む沢城は、「『死神ってこういうもの』という何か共通項があるのかなと思っていたら、私たち人間同様、本当に三"神"三様だったのが印象的」と振り返り、「ぜひ劇場でお確かめいただけたら」と呼びかけている。

先日公開された予告映像には、アーマとも異なる金色の死神が映り込んでおり、さらなる話題を呼んでいる死神たち。シリーズでなじみ深いリュークも、中村獅童のフェイシャルキャプチャーが行われ、よりリアリティに重きが置かれている。

本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。

(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS