NECディスプレイソリューションズは9月8日、デジタルサイネージ向けメディアプレーヤ「MP-02」の販売を開始したと発表した。

同製品は同社が9月6日に先行して発表したワイヤレスプレゼンテーション機器「MultiPresenter Stick」と外形がほぼ同じであり、見た目の違いはmicroSDカードスロットの有無程度(MP-02は最大32GBまでのmicroSDHCに対応する)。

MP-02の外観。32GBまでのmicroSDHCを利用することが可能

大型ディスプレイやプロジェクタのHDMI端子に本体を挿すだけで、すぐにデジタルサイネージとして使用することが可能だ。

また、専用のオーサリングソフトウェアを用いてPCでコンテンツを作成し、無線LAN経由で送信して(最大20台。配信用ソフトウェアを利用)、コンテンツの書き換えを行うことが可能。動画、静止画、テロップ、音声などを複数あるレイアウトパターンと組み合わせるだけで手軽にコンテンツを作成できるほか、独自レイアウトを作成して活用することも可能だという。さらに、設定した日にち、曜日、時間帯などのスケジュール単位にてコンテンツの切り替えを行ったりもできるという。

スケジュール運用例。指定日・曜日・時間帯に応じて、表示するコンテンツを自動で変更することが可能

オーサリングソフトウェアならびにリモートマネージャは、同社Webサイトからダウンロードすることで利用が可能となるという。

なお、価格は価格はオープンとしているが、同社のSOHO/企業向けショッピングサイトである「NEC得選街」での販売価格は7万7000円(税別)としており、出荷は9月26日からを予定。発売後1年間で3000台の販売を見込むとしている。