ブレインパッドは9月7日、マーケティングオートメーション(MA)プラットフォーム「Probance One」のメジャーアップデートを実施したと発表した。

Probance Oneの管理画面

今回のアップデートでは「ターゲット(誰に)」や「オファー(何を)」の設定をカスタマイズ可能な機能を標準搭載した。これにより、シンプルな操作性を維持しつつ、自社の商品戦略に適合するマーケティング施策を可能としている。

ターゲット(誰に)に関しては、Probance Oneに設定済みの8つのシナリオには同社の知見を基に選定した「休眠会員」や「アクティブ会員」といったユーザーの状態や、購入回数などの行動に応じた標準的なターゲットセグメントをあらかじめ準備している。新機能では、これらのターゲットセグメントに加え「特定の商品ページを見ているが、購入には至っていない顧客」などの新たなセグメントの作成や、それらを組み合わせたカスタマイズができるという。

オファー(何を)については、Probance Oneの商品オファー機能は顧客のWeb上の行動などに応じてレコメンデーション(提案)する。従来は8つのシナリオごとにオファーのルールを定めていたが、新機能ではオファーしたい商品やルールを独自に設定可能とした。具体的な商品名・カテゴリー・金額など多様な切り口で、きめ細かなシナリオの設計ができる。

そのほか、マーケターが効率良く使える管理画面として、作成したターゲット条件の保存機能や、レポートのエクスポート機能、配信予定のメール・マガジンをスケジュール上で一覧できる機能を新たに追加した。