NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は8月29日、セキュアなIoT環境をワンストップで実現するサービス「IoT Platform」のラインアップとして、遠隔での製品管理を実現するクラウドベースのIndustrial IoT (IIoT)向けサービス、「Machine Cloud」を提供開始すると発表した。

「Machine Cloud」を利用するにあたっては、対象となる機器に通信デバイスを接続してクラウドに機器の情報を収集・蓄積することで、Web画面で稼働状況や分析結果を閲覧したり、異常検知などのアラームをメールで受信したりすることができる。

「Machine Cloud」の仕組み

モバイルデータ通信サービス「Arcstar Universal Oneモバイル」をワンストップで提供することで、インターネットを介さないセキュアな製品管理を実現。「MMLink-3G」など、製品から情報を収集するためのIoTゲートウェイワンストップで提供する(自前の機器を利用すること可能)。

また、APIによるデータ連携をサポートしているため、収集したデータはERPなどの既存の社内システムとの連携、さまざまな外部アプリケーションと組み合わせることができる。

APIは「NTTコミュニケーションズAPIゲートウェイ」を介して提供し、ユーザーは同社が提供する法人向けサービスのAPIを統一した仕様で利用する。

料金は、「Machine Cloud」の利用料とIDの利用料を支払う必要がある。Machine Cloudの料金は初期費用が25万円、月額基本料金が25万円、ID利用料はID数によって異なり、1~1000個の場合で月額料金500円となる(いずれも税別)。