OSKは8月24日、生産管理システムの最新版「生産革新 Fu-jin(風神)SMILE BS 2nd Edition Rel.5」と「生産革新 Raijin(雷神)SMILE BS 2nd Edition Rel.5」を発売すると発表した。

「Fu-jin」は、製造業に必要な生産計画や所要量計算、製造管理、行程進捗管理などが行える製販一気通貫型の生産管理システムで、製造業のコスト削減、納期短縮、生産効率の向上を支援する。「Raijin」は、Fu-jinの機能に加え、特注品や個別仕様品などの「個別受注生産」にも対応したハイブリッド生産管理システム。海外との取引においては、外貨建ての伝票入力および実績管理を「外貨オプション」にて実現できるという。

今回のバージョンでは、海外との取引業務を支援する「外貨オプション」の機能を大幅に強化。外貨建ての取引に対して、取引発生時の為替レートを元に円貨換算し、実績の管理を行う。外貨情報は、台帳や売掛/買掛残高一覧表で円貨・外貨で確認できる。海外得意先に対して「INVOICE No.」の自動発番、およびINVOICEやPackingListの発行が可能となる。

さらに、「SMILE BS 会計」と連携し、外貨情報の連携と通貨・レートの一元管理が行える。これにより、国内・海外取引における二重管理の手間やミスを削減し、生産性の向上と効率化を実現するとしている。

「個別部品表作成処理」(1明細1行形式)画面

また、Raijinでは、個別受注管理の操作性・利便性を強化。個別部品表作成処理、個別発注情報処理において、従来の1明細複数行形式のほかに、1明細1行形式画面での運用が可能となる。部品点数が非常に多い製品を製造している場合に、効果を発揮しやすいという。

価格は、Fu-jinが、SA版90万円/LAN版180万円から、RaijinがLAN版380万円から、「生産革新 Fu-jin/Raijin 外貨オプション」が40万円となる(いずれも税別)。