9月3日公開の映画『エミアビのはじまりとはじまり』の舞台あいさつ付きプレミア上映会が18日、東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、W主演の森岡龍と前野朋哉をはじめ、黒木華、山地まり、渡辺謙作監督が出席した。

映画『エミアビのはじまりとはじまり』の舞台あいさつ付きプレミア上映会に登場した黒木華

2013年に公開された映画『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作監督が『フレフレ少女』以来、8年ぶりにメガフォンを執った本作。W主演の森岡龍と前野朋哉が漫才コンビ"エミアビ"に扮し、お笑いを通じて希望と再生をリアルに描き出す。

前野は「森岡君はベテランだから大丈夫だと思ったし、漫才を教えてくれる人も付いてくれるかなと思って臨みましたが、漫才の先生がつかないということで監督と3人で話しながらやりました」と初の漫才師役に苦労したようだが、恋人役の山地に対しては「僕らの漫才を練習から見に来てくれました。恋人役ということで、山地さんは僕の写真を携帯の待ち受けにしてくれたんです」と満面の笑み。山地は「本当に必死で必死で、とにかく前野さんを好きになろうと頑張りました」と返し、「前野さんは本当に仏様のようでニコニコしてくださり、緊張が解けました。本当にありがとうございました」と感謝しきりだった。

森岡と前野が演じたお笑いコンビ"エミアビ"は、お笑いコンテスト「M-1グランプリ」にも参戦して見事初戦突破。この日は1回戦で披露したネタを披露し、そのネタを間近で見たマネージャー役の黒木は「点数にしたら50点ぐらい」と辛口採点。山地の評価はさらに低く、「お笑いマニアの雛子としては12点ぐらい。ちょっとバイオレンスだったので」と採点を下すと、森岡が「2回戦は練り直そう!」と前野に提案すれば、前野は「決勝戦まで行きますよ!」と決意を新たにしていた。映画『エミアビのはじまりとはじまり』は、9月3日より全国公開。