俳優・菅田将暉、アイドルグループ・Rev. from DVLの橋本環奈らが、小栗旬の主演で人気漫画を実写化する映画『銀魂』(2017年公開)に出演することが、このほど明らかになった。
原作は、空知英秋氏が漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミック。強烈なギャグセンスと激しいアクション、厚い人情も見られる作風で5,000万部の売上を誇っている。舞台は、パラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた"天人 (あまんと)"の台頭と廃刀令により、隆盛を極めた侍が衰退の一途をたどっている時代を背景として、己を信じる侍魂を堅持する変わった男・坂田銀時(小栗)と、ひょんなことから出会った仲間の身に起きるさまざまな事件を描く。
菅田と橋本のほか新たに発表されたキャストは、長澤まさみ、岡田将生、ムロツヨシ、柳楽優弥、吉沢亮、中村勘九郎と豪華な面々。菅田は劇中のツッコミ担当で銀時が営む"万事屋"にて働く侍・志村新八を、橋本は同じ万事屋で働く宇宙最強で絶滅寸前の戦闘種族・夜兎(やと)族の生き残りの少女・神楽を、長澤は容姿端麗でありながら腕っぷしの強い新八の姉・妙を、岡田は銀時の幼馴染でかつての盟友の桂小太郎を、それぞれ演じる。
菅田は、「原作の中でも『この世界観における突っ込みの必要さナメんなよ!』と言っているくらい大事な役ですし、色々な笑いを分かっていなきゃいけないので『これは大役だ。空知先生はどう思っていらっしゃるのか』と思うと、とても怖かった」と吐露。それでも、「少なからずこれまでの人生では突っ込みタイプではありますので精一杯演じさせて頂きます!」と意気込む。
また原作同様に、オレンジに髪を染め撮影に挑む橋本も、その「神楽を演じる事についてはとてもうれしい反面、人気の高いキャラクターなのでプレッシャーもひとしお」と菅田と同じく緊張感を見せつつも、「本格的なワイヤーを使ってのバトルアクションあり、独特のイントネーションでの台詞ありと見どころもたくさん」とアピール。「もちろん、神楽ならではの『鼻ホジ』や『ゲ○吐き』シーンも…」と補足しながら笑みを浮かべる。
これまでの印象を覆す変顔も披露したという長澤は、「この作品を福田監督が撮ったら必ず面白くなると思い、受けさせて頂きました」と出演の背景を明かす。続けて、「女の人は潜在的に優しい部分と強い部分を持ち合わせていると思う」と前置きしつつ、自身が演じる妙が持つ「柔らかい素顔と強い素顔はその2つの顔を表現していてそれこそが妙の魅力」と分析。「変顔に近いお芝居をしたことがなかったので、今までとっておいて良かった」とも話している。一方、主演の小栗とプライベートでも親交の深い岡田は、「原作ファンの方々にガッカリされないようにしっかり演じさせて頂きます」「逃げの小太郎と呼ばれてますが、岡田は逃げません!」と力強く呼びかけた。
このほか、ムロは銀時が頼りにする"からくり堂"の店主・平賀源外役で、柳楽は原作の人気投票でも常に上位をキープする土方十四郎役で、吉沢はそんな土方と同じく真選組で活躍する毒舌の沖田総悟役で、それぞれ登場。小栗の提案で出演が決定し、原作は小学生の頃から愛読していた『週刊少年ジャンプ』の中でも「特別な作品だった」と話す勘九郎は、念願だった近藤勲役を担当する。
(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会