三菱重工業(三菱重工)は8月4日、防衛航空機用エンジン事業について、同社子会社で民間航空機用エンジン事業を営む三菱重工航空エンジン(MHIAEL)に承継させる会社分割を行う方針を決定したことを発表した。

会社分割の目的として同社は、「航空機用エンジン事業を取り巻くグローバル化の流れに対応し、より一層の規模拡大および新分野・新技術への取り組み強化を図るため、MHIAELに親和性の高い防衛航空機用および民間航空機用の両エンジン事業を集約することで、航空機用エンジン事業の弾力的かつ機動的な事業運営ならびに迅速な意思決定を行える体制を整える」ためであると説明している。

2016年11月中旬に契約締結、2017年4月1日に実行予定だという。