レノボ・ジャパンは7月26日、SAPとのパートナーシップを強化し、今後の取り組みや新たなイノベーションとソリューションの提供について発表した。

具体的には、「データウェアハウジング、メモリー使用量、メモリー容量に関するSAP HANAの機能性向上」「SAP NetWeaver上のSAP Business Suiteアプリケーションに最適化したハイパーコンバージド・ソリューションの提供」「MapR版SAP HANA Voraの検証」に取り組む。

データハウジングに関しては、ウォームデータを管理するSAP Business Warehouse powered by SAP HANAに向けた高性能データ階層化ソリューションを新たに提供するほか、インテルXeonプロセッサーE7-8800 v4製品ファミリーおよび最大8ソケット、8TBのメモリにSAP HANA SPS12を搭載した新システムを提供する。

左から、「System x3850 X6」「System x3950 X6」。いずれもインテル Xeon プロセッサー E7-8800 v4 製品ファミリーを搭載する

また、Nutanixと連携して、SAP NetWeaverで動作するSAP Business Suiteアプリケーションに最適化したレノボのハイパーコンバージド・ソリューション「Converged HX series」を提供する。

「Converged HX series」

ビッグデータとHadoopの連携として、SAPジャパン、Map Technologiesとともにインメモリ分散環境Spark上で動作するSAP HANA Voraの稼働検証を実施しているが、今後、実際の利用ケースを想定した検証を行い、その結果を技術文書などで提供する予定。