fossBytesに7月23日(米国時間)に掲載された記事「KickassTorrents Comes Back, Again! This Time As KAT.am」が、KickassTorrentsの管理人が逮捕されたが、後継と見られるサイト「kat.am」が登場したと伝えた。KickassTorrentsはこれまでもドメインを変更するなどの手段を使ってサービスを継続しており、今回もサービス継続の兆しが出てきた。
KickassTorrentsは最も使われているBitTorrentディレクトリサイト(トラッカサイト)の1つ。KATの略称で呼ばれることが多く、ここ最近はkat.crのドメイン名でサービスを提供していた。KickassTorrentsにはファイル共有の対象にするには不適切なコンテンツのダウンロードを可能にする情報が掲載されているとして、関連団体からサービスの停止などを求める声が上がっていた。今回、管理者が逮捕されたことで高い関心を集めたが、逮捕の報道から数日でまた別のサイトが登場したことになる。
著作権侵害を助長することになるサイトは度々摘発の対象となっているが、ドメインやサーバを乗り換えるなどしていたちごっこの状態が続いている。今回新しく登場したkat.amはKATデータベースとユーザーアカウントのデータを保っていると説明があり、kat.crの後継だろうと指摘されている。KickassTorrentsを巡る報道は今後も続くことになりそうだ。