JR東日本は20日、「カシオペア」車両(E26系)による初の信州への運転計画を発表した。3泊4日(車中2泊)で山梨・長野エリアの観光地を巡る「信州カシオペアクルーズ」、上野発長野行の夜行寝台列車「カシオペア紀行」が9月に運転される。

6~8月の「カシオペアクルーズ」は第1土曜日に上野駅を発車し、3泊4日かけて東日本・北海道エリアを周遊する列車として運行される

長野県では9月まで「信州プレデスティネーションキャンペーン」が開催されており、その一環で「カシオペア」車両が信州へ運転されることになった。「信州カシオペアクルーズ」は9月7日の16時20分頃に上野駅を発車し、常磐線・武蔵野線・中央本線経由で長野県内へ。2日目の朝9時頃、松本駅に到着する。

2日目は上高地観光などを行った後、松本駅から貸切運行される「ナイトビュー姨捨」に乗車。3日目は長野エリアの観光地を巡り、長野駅から「カシオペア」に乗って車内で1泊する。4日目は小淵沢駅で下車し、周辺観光を楽しんだ後、竜王駅から再び「カシオペア」に乗車し、中央本線・武蔵野線・常磐線経由で17時頃に上野駅に着く。沿線各地のシェフが腕によりをかけた食事も車内で提供される。

「信州カシオペアクルーズ」の募集人員は40名。旅行代金(大人1名あたり)は展望室タイプの「カシオペアスイート」利用で50万円、メゾネットタイプの「カシオペアスイート」利用で43万円、「カシオペアデラックス」利用で40万円、「カシオペアツイン」利用で30万円。「カシオペアツイン」のコースのみ1名1室でも利用可能(追加代金10万円)、他の客室は2名1室での利用となる。「カシオペアクルーズ」専用ホームページと専用ダイヤル、首都圏・長野エリアの駅のおもな「びゅうプラザ」にて8月7日まで(電話受付は8月7日17時30分まで)申込みを受け付け、当選結果の連絡は8月9日頃に行われる。

信州エリアへの「カシオペア紀行」は上野駅を16時20分頃に発車し、翌日の11時43分頃に長野駅に到着する。9月17日上野発の旅行企画・実施はクラブツーリズム、9月29日上野発の旅行企画・実施はびゅうトラベルサービスとなる。びゅうトラベルサービスの旅行商品は4コース用意され、すべて2泊3日(車中1泊)の行程に。インターネット予約サイト「日本の旅、鉄道の旅」や大人の休日予約センター、首都圏・新潟・長野エリアのおもな駅の「びゅうプラザ」にて、8月5日13時から販売開始する。