Microsoftはタスク自動化サービス「Conditional Action Programmer(CAP)」のプレビュー版を7月11日(現地時間)、一般公開した。Webサイトの自動化を行う手段としては、レシピを組み合わせることでメッセージの送信など、アクションを実行する「IFTTT」が有名だが、CAPは"MS版IFTTT"と呼べる存在だ。Microsoftは反復操作といった作業をユーザーに成り代わって自動的に処理するサービスだと説明している。

Microsoft版IFTTTとなる「Conditional Action Programmer」。これらの条件やサービスが利用できる

CAPが特徴的なのは自然言語を理解する点。例えば「Text me the forecast every week」と入力すると、本日の天気予報を指定した時間に取得し、メール送信やFacebookへの投稿や写真のアップロード、Webサーバーに対してJSONの要求や、Pocketへの保存といったアクションを実行可能になる。もちろんこれらの設定はウィザードからも実行可能。執筆時点では英語にしか対応していない。

英語限定だが、自然言語によるタスク作成も可能だ

CAPはWebサービスとAndroid用アプリケーションを提供する予定だが、リンクは用意しておらず、Google Playでもヒットしなかったことから、アプリケーションのリリースは今後行われると思われる。なお、CAPがサポートする条件とアクションは、以下が用意されていた。Facebookなどのサービスを利用するには、各サービスへの接続が必要となる。

条件

・日付と時刻
・Facebook
・フィード
・HTTP
・Office 365メール
・Pocket
・SMS
・株式
・天気

アクション

・電子メール
・Facebook
・HTTP
・Office 365メール
・OneDrive for Business
・Pocket
・SMS
・株式
・天気

阿久津良和(Cactus)