ソフトバンクグループでインターネットエクスチェンジ(IX)事業を行うBBIXは7月6日、「BBIX 沖縄センター」(沖縄センター)を開設し、2016年8月からIX サービスの提供を開始すると発表した。

沖縄センターは、BBIXが沖縄県に新たに設置するIX センターで、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やデータセンター事業者、教育機関、企業などを対象にユーザー間でデータトラヒックを交換するための相互接続ポイントを提供する「IX コネクトサービス」を提供する。

また、ソフトバンクが沖縄県から事業者選定を受けて運用する「沖縄国際情報通信基盤」を活用しており、BBIXはソフトバンクが沖縄県から借り受ける100Gbps帯域回線を利用し、沖縄センターと国内外約100社のインターネット事業者が接続する東京都内4カ所のIXセンターを直接接続。

これにより、沖縄県内のインターネット事業者が沖縄センターを利用することでBBIXの東京都内4カ所のIX センターとの直接接続が可能となるほか、国際間接続のIX サービスである「US 延伸」「Smart IX」を利用することで米国、香港、シンガポールのインターネット事業者への接続が可能となる。

沖縄センターで提供するサービスはISPやデータセンター事業者、教育機関、企業などを対象にサービスを利用するユーザー間のトラヒックを交換する相互接続ポイントを提供する「IXコネクトサービス Lite」となる。

対応インタフェースは1GbE/10GbE、初期費用は50万円(税別)、月額費用(同)は22万8000円(BBIXの東京拠点を経由して相互接続を行う場合は別途回線利用料が必要)。