カスペルスキーは6月23日、小中学校における情報モラル教育のさらなる充実を目的に、教員向けWebサービス「情報モラル診断サービス」において、教育委員会向け管理機能を同日より提供開始すると発表した。

「情報モラル診断サービス」は、小学4年生から中学3年生を対象に、インターネットの利用状況やモラル、セキュリティ、法などに関する質問を検定形式で実施し、結果を分布図や全国比などで可視化するもの。

教育委員会向け管理機能サイト画面

教育委員会向け管理機能は、教育委員会が管轄する地域の小中学校における「情報モラル診断サービス」の結果を、集計・分析し一元管理を可能にするもの。今回、地域全体のインターネット利用状況や知識レベル、モラルの習得状況やトラブルなどを把握したいというニーズに対応するために開発し、すでに2つの教育委員会で採用が決まっているという。

診断結果レポート(所属校全体の結果)

診断結果はExcel形式のレポートとして出力することができ、地区全体の集計結果や学校ごとの学年別集計結果をグラフで表示し、全国平均と比較することで、管轄区域の状況を客観的に把握できる。

価格は2017年3月までは無償で、それ以降は1~30校までが1校2万円/年、31校目以降は1校1万円/年。