チームキープレフト/サイクルモード実⾏委員会はこのほど、自転車運転に関する意識調査の結果を発表した。調査は5月14日~15日に開催された「ヨコハマサイクルスタイル×ヨコハマミニベロフェスタ」の来場者を対象に行われ、自転車を所有・運転する男女700名から有効回答を得た。

"改正道路交通法"を理解し遵守している人、36%

「昨年、自転車運転に関して「改正道路交通法」が施行されたのはご存じですか」

調査ではまず、昨年、自転車運転の「改正道路交通法」が施工されたことを知っているか尋ねたところ、84%が「知っている」と回答。非常に高い認知率となっていることがわかった。

「『自転車運転の危険行為14項目』について、どれくらい意識していますか?」

しかしながら、改正道路交通法内に記載されている「自転車運転の危険行為14項目」について「内容を理解し遵守している」という人は全体の4割(約36%)に満たないという結果に。また、「理解に不安はあるが守る意識はある(48%)」との回答が約半数を占めた一方で、「施行前と意識は変わらない(10%)」「自己都合を優先してしまい守れていない(2%)」「よく分からないため守れない(2%)」など、14%もの人が、今後の違反リスクが高いと思われる回答をしていることが明らかとなった。

ちなみに、2回以上違反してしまうと安全講習の受講が義務化されており、受講しなければ5万円以下の罰というペナルティが課せられることになっている。

2人に1人が自転車保険に加入

次に、自転車乗車中にヒヤリとした事や事故を起こした経験があるか聞いたところ、48%が「ある」と回答。特に、歩行者の飛び出しや自動車との接触事故が多く挙がった。

「自転車保険の加入について」

そこで、事故に対する備えのひとつ「自転車保険」について、どのくらいの人が加入しているのか調べた結果、47%が「すでに加入」していることが判明。また、未加入者の43%が「今後加入する予定」と回答していることから、自転車保険の加入率(予定を含む)は全体の約67%に上ることがわかった。