NTTデータは6月1日、顧客、商品、在庫、注文情報の一元管理を行う「BizXaaS(ビズエクサース) オムニチャネル」の製造業向けラインアップの提供を開始した。

「BizXaaS オムニチャネル」

新しいラインアップは製造業に対して、多言語・多通貨表示、代理店用製品カタログの出し分け、見積もり・受注サイト等の機能を提供することで、国内外の代理店の製品選定・見積もり・メンテナンス受注を効率化するという。NTTデータグループは、本ソリューションを含めたBizXaaSオムニチャネル事業において、国内外あわせて年間100億円規模の売り上げを目指します。

製造業向けラインアップは、1つのプラットフォーム上で多言語・多通貨に対応した海外各国個別サイトの立ち上げなどが可能で、海外各国の個別運用を想定したプラットフォームとなる。

また、特定の市場や国向けに異なるカタログの作成・展開などができる国内外の代理店別の製品カタログ制御(PCM:プロダクトコンテンツ管理)に加え、代理店ごとの受注データを一元管理し、注文履歴サマリーの照会や受注動向の追跡といったことが可能な国内外の代理店ごとの注文管理(B2Bオーダー管理)が行える。

特徴として、リーズナブルなライセンス課金体系、B2Bオムニチャネルの検討ガイドライン提供、デリバリーパートナーの紹介の3点が挙げられる。

ライセンス課金体系はシステムのキャパシティープランに合わせて課金額を設定するコア課金モデルに加え、NTTデータ独自のライセンス体系(登録製品数課金、または取引先数課金)で提供するため、リーズナブルに導入が可能だという。

加えて、B2Bオムニチャネルの検討ガイドラインの提供ではオムニチャネルの検討を開始したいユーザーのために、導入に関する重要なポイントをわかりやすく解説したガイドラインを提供する。ユーザーは同社のノウハウを活用し、オムニチャネルの検討をスムーズに進めることを可能としている。

さらに、デリバリーパートナーの紹介ではNTTデータ単体によるデリバリーだけでなく、国内・海外のグループ会社のネットワークを生かし、業務・開発ノウハウを保有する販売特約店(デリバリーパートナー)を紹介。現在、販売特約店としてNTTデータグローバルソリューションズ、JSOLが参加している。

今後、NTTデータは小売業向けに培ってきたオムニチャネルプラットフォームの構築実績を生かし、製造業向けに「BizXaaS オムニチャネル」の販売を展開するほか、新ソリューションを含めたBizXaaS オムニチャネル事業において国内外あわせて年間100億円規模の売り上げを目指す。