セイコーエプソンは5月26日、6軸センサの慣性計測ユニット(IMU)の新製品「M-G364」「M-G354」を発表した。

新製品は同社の独自技術によるジャイロセンサを搭載することで高いジャイロバイアス安定性と幅広い用途に対応できるセンサレンジを実現。また、新機能としてデルタアングル・デルタベロシティ出力に対応した。同機能によりGPSを用いた慣性航法アプリケーションにおいて積算誤差の低減による位置算出精度の向上と、システム設計工数の削減が可能になるとしている。

さらに、新規の設計プラットフォームを採用したことで耐衝撃性・耐振動性を高めつつ、消費電量を従来製品から40%削減することに成功。データ出力方式は従来同様にSPI/UARTのデジタルインターフェースに対応している。

両製品とも5月よりサンプルおよび量産出荷を開始する。

M-G364

M-G354