阿武隈急行は今年3月のダイヤ改正で定期運用を終えたA417系車両について、ラストランとなる引退記念臨時運行を5月28日に実施すると発表した。
A417系は国鉄時代に製造され、417系としてJR発足後も仙台地区の電化路線で活躍した車両。2008年6月にJR東日本から阿武隈急行へ譲渡され、同年10月から営業列車として運転開始した。今年3月をもって引退となり、感謝を込めた最後の運行が5月28日に実施されることに。当日は梁川駅10時28分発・槻木駅11時42分着、槻木駅11時53分発・福島駅13時11分発、福島駅13時29分発・梁川駅14時5分着の3便を臨時運転。2便目の梁川~福島間は梁川・二井田・保原・高子・瀬上・福島のみ停車し、その他の駅は通過する。各有人駅、または車内で普通乗車券を購入して乗車する。
槻木~福島間の片道きっぷと梁川駅入場券をセットした引退記念きっぷ(1セット1,110円)も発売される。5月27日から各有人駅で計500セット販売されるほか、ラストラン当日の417系車内でも販売。本社にて郵送販売も受け付ける。