EMCジャパンは5月18日、データセンターのシンプル化とモダナイゼーションを実現するというストレージシステムファミリーの新製品として「EMC Unity(ユニティ)」を販売開始した。最小構成の価格は、オールフラッシュが842万円(税別)から、ハイブリッド・アレイが242万円(同)から。

EMC Unityの外観

新製品は同社のオールフラッシュ製品群の最新ミッドレンジソリューション。ファイル/ブロックストレージとして、大企業から中小企業までリソースに制約があるIT組織の要求に応え、より廉価なハイブリッド版も提供するという。

同製品は、エンタープライズレベルの機能、オールフラッシュのパフォーマンス、クラウドと同等のシンプルな環境を手頃な価格で提供するとしている。 また、オールフラッシュアレイ/ハイブリッドアレイ/ソフトウェアデファインド/コンバージドといった構成オプションが利用可能。

さらに、数多くの幅広い統合ファイル/ブロックストレージサービスを高密度な2Uのフットプリントで提供するとしている。なお、同製品はライフサイクル全体を通じてメンテナンス価格を保護できるという同社の「Xpect More」プログラムの対象製品となる。

仕様と価格は以下の通り。

オールフラッシュの最小構成の仕様は400GB SSD×9本+Hotspare×1本の計10本(物理4TB、実効2TB)、FrontEndは2x10GbE RJ45 ports(File)/2xCNA ports(OE Install時FC or Ethernetを決定)、プレミアム保守は3年分、ハードウェア・インストール費用込みで今後はインライン・データ・サービスも追加予定。

一方、ハイブリッドアレイの最小構成は600GB 10k 2.5inch SAS×5本+Hotspare 1本(物理3.6TB、実効1.68TB)、FrontEndは2x10GbE RJ45 ports(File)/2xCNA ports(OE Install時FC or Ethernetを決定)、プレミアム保守は3年分、ハードウェア・インストール費用込みとなる。