国家資格「エネルギー管理士」の日本で唯一の有資格者団体である全国エネルギー管理士連盟は9日、一般社団法人化の登記が完了し、「一般社団法人全国エネルギー管理士連盟」を設立したことを発表した。6月8日には愛知県・名古屋市の名古屋駅オフィス会議室にて「第4回省エネ情報交換会」が開催される。

一般社団法人全国エネルギー管理士連盟のスローガンは「エネルギー管理士同士で省エネ情報をシェア!」

同連盟は、エネルギーの使用の合理化に関しエネルギーを消費する設備の維持や、エネルギー使用方法についての改善・監視等の業務を管理する国家資格である「エネルギー管理士」の有資格者団体として2015年10月1日に設立され、任意団体として活動を続けてきた団体。このたび、省エネ情報の共有と相互研鑽の場、国家資格「エネルギー管理士」の地位向上、省エネルギーの一層の推進を目的に一般社団法人化の登記が完了し、「一般社団法人全国エネルギー管理士連盟」(エネ管連)として設立された。

「エネルギー管理士同士で省エネ情報をシェア!」をスローガンに掲げ、省エネ情報交換会(交流会)の開催(年6回)、Facebookでの省エネ情報共有・会員間の交流(常時:非公開グループで実施)、メールマガジンによる省エネ情報提供(月1回)、ホームページでの省エネ情報提供(常時)、国・地方自治体等との情報交換と提言(適宜)、会員証の発行、省エネ用計測器の無料貸し出し(省エネ用計測器のシェア)などの活動を行っていくという。

入会条件および会員種別は、正会員がエネルギー管理士免状取得者、準会員がエネルギー管理士試験合格証取得者。賛助会員がエネ管連の活動に賛同する法人・団体、特別会員がエネ管連に功労があった個人、学識経験者となっている。

正会員・準会員の年会費は6,000円(賛助会員は6万円、特別会員は無料)で、運営費用は会費から支出される。会員は技術力や実務能力の向上、待遇改善やより一層の社会貢献、省エネ人脈の構築、会員間での省エネ業務の委託・受託、会員間での省エネ関連職種の求人・就職、省エネ用計測器の無料借り入れなどのメリットがあるとのこと。

なお、6月8日 16:00~20:00には「第4回省エネ情報交換会」が開催される。プログラムは、第1部(16:00~17:30)が自己紹介や省エネ情報提供、第2部(17:45~19:30)が各自で情報交換。会場は、第1部が愛知県・名古屋市の名古屋駅オフィス会議室、第2部は近辺の飲食店が予定されている。参加対象者は「エネ管連 会員限定」だが、同会への入会を検討しているエネルギー管理士は、1回に限り試しに参加することが可能となっている。参加費は第1部が無料、第2部は有料(参加者で割り勘)。定員は30名。