お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が29日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系バラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』(毎週土曜23:10~23:40)の収録に10カ月ぶりに登場。5月7日(23:10~24:10)に放送される1時間スペシャルの収録後に取材に応じ、MC・明石家さんまへの感謝の思いを語った。

『さんまのお笑い向上委員会』に10カ月ぶりに出演する爆笑問題の太田光

毎回1組のゲスト芸人を向上させるため、向上長のさんまと委員会の芸人メンバーが、アイデアを出していく同番組。太田は、1年前の番組スタート当初から、委員会メンバーとして出演していたが、とある事情により番組から"失踪"していた。10カ月ぶりに出演する今回は、向上指南を受けるゲスト芸人としてスタジオに姿を現したが、おでこに"レギュラー"の文字を書き入れ、レギュラーへの復帰希望を終始アピールした。

太田はこの10カ月間、番組を毎回録画して視聴していたそうで、「うらやましくてうらやましくて、みんな楽しそうにやってるなと思ってたので、今回は念願。ありがたかったです」と感謝。収録は深夜にまで及んだが、「まだまだずっと続けたかった。この時間が終わってほしくないという気持ちだった」と童心のような心境を明かした。

やはり太田にとって、さんまとの共演がうれしかったようで、「"お笑い怪獣・明石家さんま"と、こうやって絡めることは、われわれにとっては幸福以外の何物でもないですよ!」と力説。さんまにとって、予想外の行動をとる芸人たちをまとめる労力は「マイナスかもしれない」と推測しつつ、「でもわれわれのことを思って、さんまさんはこの番組を続けてくださってるんだと、僕は信じてます」と、その器の大きさに感心していた。

本番中、レギュラー復帰の確約は得られなかったが、太田は「さんまさんが許してくださるなら、出させていただきたいですね」とあらためて要望。一方で、現在フジテレビのレギュラー番組がない現状に「なんかしたわけでもないんですけど…」と首をかしげながら、「ぜひともさんまさんとの仲間に入れてもらえたらいいなと、謙虚な気持ちでお待ちしております」と、ラブコールを送った。

爆笑問題の田中裕二

この日の放送では、相方の田中裕二も、太田に愛のクレームを入れるゲストとして、同番組初出演。さんまを筆頭に、今田耕司、雨上がり決死隊、千原ジュニア、堀内健といった第一線で活躍する芸人たちのトークバトルを、田中は「みんな汗だくで、本当スポーツですよ。こんなにやってる番組はほかにない」と絶賛する一方で、「僕は厳しいですね。この番組は太田のみだね。みんなに突っ込んでもらわないと意味がない気がする」と分析していた。

そのほかの出演芸人は、井戸田潤、岩井ジョニ男、岡田圭右、狩野英孝、ずん、土田晃之、出川哲朗、中川家。さらに、モニター横で、かねきよ勝則(新宿カウボーイ)、篠宮暁(オジンオズボーン)、ハロー植田、サンシャイン池崎が見学する。