NECは、NECコーポレーション・オブ・アメリカの大道憲一氏が、OpenStackコミュニティにおいて日本人初のリーダー(PTL:Project Team Leader)に選出されたと発表した。

大道氏が属するQA(Quality Assurance)プロジェクトは、約50個あるOpenStackコミュニティのプロジェクトの中で、重要なプロジェクトの1つと位置づけられているという。

同氏は、2012年よりOpenStackコミュニティでの活動を開始し、NovaやQAプロジェクトにおいて、これまでNova V2.1 APIの開発や統合テストTempestの開発に携わってきた貢献が認められ、今回PTLとして選出される運びとなった。

今後、PTLとして開発項目の策定や議論をリードするため、世界中の開発者のリーダーとして、さまざまな折衝やプロジェクトをまたがる項目の議論に参画していく。PTLに選ばれたことは、同氏がOpenStackコミュニティの代表の一人になったことを意味するという。

大道氏は、「OpenStackはIoT、ブロックチェーンなど幅広い領域での活用が期待されている。その基盤として皆様に安心して使っていただけるよう、多くの方と協力し、更なる品質強化に取り組んでいく」と抱負を述べている。