ストレージクラフト テクノロジーは4月14日、バックアップ管理ツールの「StorageCraft ImageManager 7(ImageManager)」にバックアップ・イメージ管理、およびレプリケートを実現できる新機能を追加した。また、有償のプレミアム機能として提供していたバックアップ・リカバリーテクノロジーの「StorageCraft intelligentFTP(intelligentFTP)」および「StorageCraft HeadStartRestore(HeadStart Restore)」を無償の標準機能として提供を開始した。

同社はImageManager 7 標準機能の強化ポイントとして、アドバンスド・イメージ・ベリフィケーション(整合性検証)機能や管理フォルダ機能、管理フォルダのフィルター機能、バックアップストア・フォルダーの一括管理機能に加え、有償から無償となるintelligentFTPのレプリケーション機能、HeadStart Restoreのリカバリー機能を挙げている。

整合性検証機能は、StorageCraft VirtualBootテクノロジーを活用して、設定したスケジュールに従い、バックアップをVMで自動的に起動・検証し、結果は検証時のシステムログイン画面のキャプチャーを添付したメールで通知する。

また、管理フォルダー機能はレプリケーションやHeadStart Restore、intelligentFTP、ShadowStream の各ジョブの詳細情報などが表示され、進行中の検証や統合状況も容易に確認できるほか、管理フォルダーのフィルター機能はジョブタイプごとのフォルダーや実行中タスクがあるフォルダー、同期中のフォルダーなど、設定されたジョブの種類に基づいて、表示するフォルダーをフィルタリングできる。

さらにバックアップストア・フォルダーの一括管理機能はバックアップストア・フォルダーを1つ設定すると、配下にある複数の管理フォルダーに同じポリシーを自動的に設定し、新しく作成される管理フォルダーも自動的に設定を継承する。

そのほか、intelligentFTPのレプリケーション機能はFTPサーバ、またはWindowsファイルサーバ(SMB/CIFS)にバックアップ・イメージファイルの転送(レプリケーション)を実行し、レプリケーションの保持ポリシーを柔軟に設定できる。HeadStart Restoreのリカバリー機能はフェールオーバー用のVMにバックアップを事前にステージングすることで、緊急時のリカバリーを数分で完了させ、新規の増分バックアップはVMに自動更新され、スタンバイボリュームは常に最新状態になるという。