ヤクルトはこのほど、宅配専用商品の乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400」「ヤクルト400LT」の希望小売価格を5月30日から値上げすると発表した。
宅配専用商品を値上げ
「ヤクルト400」「ヤクルト400LT」ともに1本当たり70円(税別)から80円(同)に値上げする。「ヤクルト400」の値上げは1999年の発売以来、17年ぶり。
「ヤクルト400」は、主に中高年層向けの乳製品乳酸菌飲料として発売。「ヤクルト400LT」は、「ヤクルト400」の甘さやカロリーを抑えた商品として、2008年に発売した。現在では、2商品合わせて毎日約335万本が全国で飲用されているという。
「ヤクルト400」の希望小売価格は、発売以来、17年間据え置いてきたが、その間、乳製品原料や包装資材原料の価格の高騰などにより、原材料の価格が継続的に上昇してきた。同社は、現在の希望小売価格を維持するため、コスト増分を吸収すべく様々な対策を講じてきたが、「吸収できる範囲を超えるものであるため」、今回の値上げを決定したとしている。
同社はあわせて、7本マルチパックのパッケージデザインをリニューアル。現在のデザインを踏襲しつつ、「乳酸菌シロタ株」の機能をよりわかりやすく表示する。