『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15年)のシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトが再共演する映画『ダーク・プレイス』(6月公開)の予告編とポスタービジュアルが7日、公開された。
原作は、『ゴーン・ガール』(14年)の原作者ギリアン・フリンによる長編小説『冥闇』。物語は1985年を舞台として、田舎町で母親とその娘2人が惨殺される一家殺人事件が起こったことから始まる。犯人として逮捕されたのは長男・ベン。唯一生き残った少女リビーが31歳になった時に、有名事件の真相を追う"殺人クラブ"から招待状が届き、事件の真相を語っていく。
シャーリーズは、過去にとらわれゆがんでしまった自身の世界と血塗られた過去の真実に向きあおうとするヒロイン・リビー役を、ニコラスは真実探しを助ける"殺人クラブ"の主催者・ライル役を、それぞれ担当。このほか、容疑者となった兄・ベンの恋人役をクロエ=グレース・モレッツが演じ、『サラの鍵』(11年)のジル=パケ・ブランネールが監督と脚本を手掛ける。
予告編では、リビーが"殺人クラブ"を通して真相を追う様が描かれ、モノクロの映像や、過去を振り返ることで恐怖におびえるリビーの姿などが緊迫感をあおっている。そして、8歳の頃の自身がなぜ兄を班員と証言したのか、その夜に家で本当は何が起こっていたのか、リビーの苦悩は加速していく。
また、恋人役のクロエのかわいらしい顔には似つかわしくない、血しぶきをまとってナイフをかざす狂気的なシーンも描写。ラストでは「あの夜、私は何を見なかったのか?」という意味深な言葉も踊っており、謎が謎を呼ぶサスペンスの要素も感じさせる。
ポスタービジュアルは、暗闇の中に浮かび上がっているリビーの姿が印象的なデザイン。ここでも「あの夜、彼女が見なかったものとは」との言葉が描かれており、リビー自身が心に抱えた闇が伝わってくる。
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