東京急行電鉄(東急電鉄)は、系列の東急バスが所有する路線バスの車内に設置したサイネージに、鉄道の運行情報などを表示する実証実験を、3月31日から5月31日までの予定で実施する。

今回の実証実験は、東急の田園都市線・大井町線二子玉川駅と小田急線成城学園前駅を結び、東急バスが運行する「玉07系統」で実施する。

バス車内に設置する19インチ・モニター

運行情報を含む各種の情報は、KDDIが提供する情報配信サービスを利用してサイネージをインターネットに常時接続することで、リアルタイムでの情報更新が可能になるという。 東急線各路線の運行情報(「レスキューナウ」提供)を始め、ニュースや天気情報の他、降雪や、台風、地震などの各種警報・注意報などの防災情報も配信するとのこと。

バスの利用客が、駅へ向かう途中で東急線の運行情報を把握できる他、防災に必要な情報を適時確認できるとしている。また、広告の配信も併せて行う。

なお、今回の実証実験では、配信状況の確認の他、設置機器の安定性・耐久性などを主に検証するという。

将来的には、同社が発信する東急線の運行情報や振替情報、駅混雑情報など、利用客に必要な鉄道情報の提供を検討していくとしている。

画面のイメージ