JAXA、X線天文衛星「ひとみ」が分解したとされる時刻以降に電波を受信

神山翔  [2016/03/28]

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月28日、26日から通信トラブルが発生しているX線天文衛星「ひとみ」が複数の物体に分離した可能性があると米国国防総省戦略軍統合宇宙運用センター(JSpOC)が明かしたことついてコメントを発表した。

ひとみは26日16時40分の運用開始時から、衛星からの電波を受信できず状態を確認できない状況が続いており、通信の復旧および原因調査が進められている。

JSpOCは世界各地に設けられたレーダーや望遠鏡で、地球の周回軌道上にある大小さまざまな物体の監視を行っており、27日に「ひとみ」の近くに5つの物体を確認したとTwitter上で明かした。衛星から破片が分離したか、衛星が5つの物体に分解したと考えられている。

JSpOCの発表に対しJAXAは「米国 JSpOCから、衛星が複数の物体に分かれている可能性があるとの情報が公表されておりますが、複数の物体を確認したとされる時刻以降に短時間ではあるものの衛星からの電波を受信できたことから、機構において衛星の通信異常との因果関係について確認中です。」とコメント。また、今後新しい情報が確認できたら、速やかに知らせるとしている。

X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)。 (2015年11月の機体公開時に撮影)

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